宇宙人「次はあの青い星を植民星にしよう」

1 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:31:30
宇宙人A「まずは接近せずに探査ドローンを飛ばす」

宇宙人B「映像でます」

宇宙人C「なんて豊かな自然。大気も安定していてすばらしい星ですね」

宇宙人D「おい、都市のようなものがあるぞ」

宇宙人A「やはり知的生命体がすんでいるようだ」

宇宙人B「この文明レベルだとかなり高度なものだとおもわれます」

宇宙人A「しかし我々ほどではないな」

4 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:33:41
宇宙人A「おかしいな」

宇宙人B「そうですね。高度な都市が築かれているにもかかわらず人影ひとつとしてありません」

宇宙人C「ここの生命体は夜行性なのかもしれんぞ」

宇宙人D「よし、俺が潜り込んで調査してくる。報告をまて」

宇宙人A「我々は生命体のサンプルを回収してみよう」

9 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:36:26
宇宙人D「すばらしい環境だ。大気、酸素濃度ともに安定している」

宇宙人D「我々が植民するには最適の星のようだな」

宇宙人D「この都市もまるまる使えそうだ」

宇宙人D「む。これは捨てられた書物か。なるほど、ここの知的生命体はこのような見た目をしているのか」

宇宙人D「このままつかわせてもらうか。ホロヴィジョン投影」

宇宙人D「よし。これで完璧だ」

11 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:38:23
宇宙人D「む、いたぞ。なんだ空撮ではわからなかったが一応外にいるではないか」

人間「あ、あんた……ひぃっ!!」

宇宙人D「な、なに!まってくれ!」

宇宙人D「何故逃げ出した。俺の変装は完璧なはず……」

宇宙人D「……ほかを探してみよう」

13 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:40:11
宇宙人A「よし。一体とらえたぞ」

宇宙人B「私達と似た姿をしていますね」

宇宙人C「しかし、知的レベルがちがいすぎるコミュニケーションをとるのはむずかしそうだ」

宇宙人A「こいつは眠らせた後、検体として解剖してみよう」

宇宙人B「はい」

16 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:42:25
宇宙人D「なんだ? なぜみな俺の姿をみて逃げていく?」

宇宙人D「そういえばあいつらみんな…おかしな白いものを顔につけているな」

宇宙人D「よし、俺もホロヴィジョンで」

宇宙人D「完璧だ」

宇宙人D「やぁ」

人間「……? な、なんですか。あまり近づかないでください」

宇宙人D「なぜですか? 俺はあなたと仲良くなりたい」

人間「……はやく家にかえらないと危ないですよ」

宇宙人D「???」

17 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:45:21
宇宙人D「(調査におりたって一週間)」

宇宙人D「(ここのやつらはシャイなのか?誰もまともにコミュニケーションをとりたがらない)」

宇宙人D「(これほどの都市がありながら社会活動が停止している…)」

宇宙人D「(街なかにあるディスプレイにもなにも映っていない…深刻なエネルギー不足にでもなったのだろうか)」

宇宙人D「(不気味な星だ)」

宇宙人D「(一度軌道上にいる調査隊長たちに連絡を…)」

宇宙人D「ゴホッ」

宇宙人D「……?」

19 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:47:59
あーあ
20 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:49:19
宇宙人D「隊長。こちらD。成果はあがりません」

宇宙人A「そうか。そのまま続けてくれ。来週には我々も下に降りる」

宇宙人D「了解」

宇宙人B「Dさん、なんだか顔色がよくありませんでしたね」

宇宙人A「なれない環境だ。無理もない、しかしあいつはタフでなんでもやり通す頼りになるやつだ」

宇宙人A「心配はないだろう」

宇宙人C「この星を手に入れたら俺たち大出世間違いなしですね」

宇宙人A「あぁそのためにも気は抜けんぞ」

宇宙人C「危険生物もいないし、楽勝っすよ」

宇宙人A「(しかし、こういう星に限って、思いもよらぬ危険が潜んでいるものだ)」

23 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:53:15
 
さらに数日後

宇宙人B「隊長!Dさんより緊急通信」

宇宙人A「つなげ。おい、どうしたD」

宇宙人D「ごほっ、だ、だめだ隊長、ごほっ、げほっげほっ」

宇宙人D「隊長!降りてくるな!この星はだめだ!ごほぉ」

宇宙人A「D、どうした! 明瞭に報告しろ」

宇宙人D「ごほっごほっごほっごほっ」

宇宙人B「Dさんのバイタルが安定していません……これは一体」

宇宙人D「俺のことはもういい…いますぐこの星から離れろ!」

宇宙人D「俺たちのしらない、未知の現象で、この星は死滅しかけている!」

宇宙人A「なんだと…」

24 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:53:55
宇宙人でも地球のウイルスに弱いのか
25 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:55:39
地球人と同じ構造してるんやね
26 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:55:51
宇宙人A「わかった。お前がそういうのなら……上にも報告しておく」

宇宙人D「あぁ……俺はもう手遅れだ」

宇宙人D「突然容態がかわって…」

宇宙人D「もはや呼吸すら……」 

宇宙人D「俺は置いていけ…」

宇宙人A「すまない。お前の犠牲は無駄にはしない」

宇宙人A「船を出せ」

宇宙人B「わかりました…」

28 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします17:59:24
宇宙人C「なんだったんだあの星……」

宇宙人B「危険極まりない星です」

宇宙人B「隊長、宇宙連合に上申しましょう」

宇宙人B「あの星を危険星域に指定してもらって、私達の手で破壊するんです」

宇宙人A「あぁそのつもりだ。レポートが少なすぎて審議には時間がかかるだろうがな」

宇宙人B「Dの仇……次に来るときは武装船です」

30 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします18:02:38
宇宙人D「ごほっ、ごほっ……もうだめだ」

人間「おいあんた、大丈夫か」

宇宙人D「え……なぜ俺を」

人間「私は過去に感染していてね。抗体をもっているんだ」

宇宙人D「…? とにかく助けてくれるんだな」

人間「もちろんだCウイルス感染者に関しては人種、国籍問わずすべて救済することになっている」

人間「大丈夫だ。若い君は必ず助かる」

宇宙人D「(俺みたいな侵略者を……)」

34 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします18:06:00
医者「気が付きましたか?」

宇宙人D「え……ここは」

医者「国連が用意した地球外生命体用の特別病棟です」

医者「つまり、あなたのような地球人以外の何者かを隔離する施設です」

宇宙人D「は……?」

医者「あなたの所持品からすべての情報を入手しました」

医者「ここより1200光年離れた星から来たのですね」

宇宙人D「なぜお前たちにあれが解析できる…」

36 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします18:11:53
宇宙人D「おい、Cウイルスとはなんだ!」

医者「もともとは対異星人用に開発された感染力が高いウイルス兵器です」

医者「しかし思わぬ流出事故により人類にも多少の影響をあたえましたが、まぁ大したことはありません」

宇宙人D「大したことないだと!?完全に社会活動が停止していたように見えるが」

医者「いえ、とうに我々は危機から脱しています。いまあなたを治したように、特効薬でね」

医者「社会は感染症危機をきっかけにこれまでのありとあらゆる無駄をカットし、新しい姿に変容しただけです」

宇宙人D「そんな……じゃあこの星の奴らは」

医者「今現在、100億人が豊かに社会的ストレスなくくらしていますよ」

38 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします18:16:16
宇宙人D「じゃあ俺は…だまされていたのか」

医者「もはや習慣となったマスクをせずに、外をであるく地球人はいませんので」

医者「数々の通報をうけあなたを監視していました」

宇宙人D「そんな……」

医者「ではそろそろ他の診療がありますので。ごゆっくり」

宇宙人D「俺はどうなる……」

医者「もちろん、あらゆる手を使ってあなたの星の情報を徹底的に収集した上で」

医者「貴重な検体になってもらいます。あなたの仲間が我々の同胞にしたようにね」

宇宙人D「……」

39 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします18:20:02
宇宙人D「(隊長…たのむ、もどってくるな…この星は)」

宇宙人D「(釣り餌なんだ。この豊かな自然も、中途半端に高度にみえる文明も…我々宇宙人をおびきよせるための……)」

宇宙人D「うう……」

宇宙人A「以上が、青い星の報告です」

宇宙連合幹部「うむ……議会にまわしておく」

宇宙連合幹部「しかし調査隊長。なにやら顔色がよくないように見えるが」

宇宙人A「そうでしょうか…?ごほっ」

おわり

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