【僕の心のヤバイやつ 】山田「市川最近図書室来ないな…」

1 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします12:50:47
山田「最近放課後もすぐ帰るし…」

市川「……」

山田「あっ…市川」

俺「でさぁw そのとき太田がさぁ」

市川「ふーん…w」

山田「……」

2 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします12:51:20
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

山田「(放課後だ…)」

俺「市川ー!今日も一緒に帰ろうぜw」

市川「お、おう…」

小林「山田、今日一緒に帰ろ〜」

山田「ちょっとごめん…今日は用事あるから…」

小林「え?昨日は明日暇だって言ってたじゃん」

山田「本当にごめんー!それじゃあ行くからっ」

小林「わっ、ちょい!待てよ山田〜!」

4 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします12:52:52
俺「でさぁw そのとき太田がさぁー」

市川「それ昨日も話してただろ…w」

山田「……」ジ-ッ

市川「……」チラッ

山田「!」ササッ

俺「な、なぁ。さっきから付けてきてるのって、山田だよな…」

市川「え…お、オレらをつけてくる女子なんていないだろ…」

俺「でもさぁ、昨日も山田、市川に話しかけようとしてたじゃん。なにか用事があるのかもよ?」

市川「や、山田みたいなクラスの人気者がオレに用事なんかあるわけないだろ…!!」

山田「……!」

6 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします12:54:04
俺「そんなの聞いてみなきゃわかんないだろ。ほら、自分から聞く気ないなら俺が…」

市川「もういいって!それよりほら、はやく帰ろう…」

俺「なんだよw 照れんなよ市川〜!」

市川「照れてねぇし!!」

山田「……市川」ボソッ

7 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします12:56:22
次の日

キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

市川「放課後か…今日は俺のやつ休みなんだよな…」

山田「……!ね、ねぇ市川…」

市川「!? な、なんだ山田か…なにか用…?」

山田「用ってわけじゃないけど…市川、最近私のこと避けてないかなって思って…」

市川「別にそんなこと…」

山田「あるよね。だって図書室来てくれないし、放課後だってすぐ帰っちゃうし…」

市川「……わかったよ。言えばいいんだろ言えば…」

市川「もう山田の男避けのために使われるのに嫌気がさしたってだけだよ」

山田「!!」

9 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします12:58:14
山田「えっ…お、男避けって…」

市川「だってそうだろ。山田みたいな人気者がオレみたいな陰キャに気があるような素振り見せるなんて、他に男が近づかないようにするためのフェイク以外考えられないし…」

山田「そ、そんなこと…」

市川「じゃあ単にからかってただけか?もううんざりなんだよ…山田からすればオレみたいな底辺をその気にさせて遊ぶのは楽しいのかもしれないけどさ…!」

山田「そんなわけ…そんなわけない…」ツツ-

市川「えっ…」

山田「うぅ…私はただ市川のことが…」ポロポロ

小林「わっ、市川が山田泣かしてるー!!」

市川「!?」

ざわざわざわ…

「おいおいマジかよ」
「本当に山田泣いてんじゃん」
「市川最低だなー」

山田「え…ち、違っ…」

10 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします13:00:34
南條「おいおい、市川、いくらモテないからって女子泣かしちゃダメだろう」

市川「(うっ…南條先輩(ナンセン)…」

「そうだそうだー!」
「マジキモ」
「最低ー!」

市川「別に僕はそんなつもりじゃ…」

南條「でも泣いてるのは事実だろう!?山田さんに謝りなよ!」

「「「謝れー!謝れー!謝れー!」」」

市川「うぅ…わ、わかったよ。山田…ごめ…」

俺「謝らなくていい!!!!」

南條「!?」

市川「お、俺!!どうしてここに…」

12 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします13:22:25
俺「昼から体調良くなったから保健室登校してたんだよ」

俺「そしたら寄ってたかって市川を責める声が聞こえたからさぁ」

小林「市川が山田のこと泣かしたんだし、それくらい当然でしょ」

俺「市川が?それ山田さんに確認したの?」

南條「しなくてもこの場には2人しかいなかったんだよ。ねぇ山田さん、君を泣かしたのは市川なんだよね?」

山田「……違うよ。ちょっとそこで転んじゃっただけで市川になにかされたわけじゃない…」

南條「え…!?」

ざわざわざわ…

「なんだよー!勘違いかよー!」
「まあそうだよな。市川に女泣かせる度胸あるわけないし」
「まったく人騒がせな…」

小林「ちょー!転んだだけならはやくそう言いなよ!早とちりしちゃったじゃーん!」ペシペシ

山田「ご、ごめん…」

南條「ごめんごめん、でも君も違うなら違うってハッキリ言いなよ!ははは」

市川「(言っても絶対信じなかっただろ…)」

13 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします13:23:29
南條「まあ山田さんも転んだだけで大して怪我もしてないみたいだしよかった。それじゃ!」

市川「ふぅ…俺のおかげで助かったよ。ありがとう…」

俺「市川が困ってんだから当然だろ!俺たち親友だからな!」

市川「俺…」ジ-ン

山田「あ、あの…市川…」

俺「おっと、山田さんが市川に話かけたらまたなにかいらぬ誤解をされるかもしれないだろ?もうあまり関わらないであげてくれよ」

市川「そ、そういうわけだから…山田、じゃあな…」

山田「え…ちょっと待って!市川!」

俺「市川はもう俺のもんだ。二度と近づくんじゃねぇぞ泥棒猫が…!」ボソッ

山田「!!」

市川「何してんだよ俺…はやく行こう」

俺「ごめんごめん。今行くよ」

山田「……」ヘナァ

14 以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします13:30:02
小林「何してんの山田ー!そんなところでへたってないで、私たちもはやく行こ行こ!」

小林「……え?どうしたの山田…?まさかやっぱり市川になにか言われてたんじゃ…」

山田「い、いや…本当に転んだだけだから…大丈夫…」ポロポロ

山田「うぅ…ぐすっ、うああああ…」

それから私と市川は気まずくなり、3年に進級してからはクラスも別々になり、会話もまったくなくなってしまった…

聞いた話では男の恋人ができたとかで、その恋人以外とはますます孤立していっているらしい…

THE END

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